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2012/03

「海外出張での必需品」

海外案件を担当していると、必然的に海外出張が多くなる。こういうと、あたかも華やかな仕事かと誤解する人がいるが、その理解は正しくない。どちらかといえば、本当に日々体力勝負の仕事である。海外出張が多く、かつ長期にわたれば海外で病気にもなる。これに備えて(またはその被害を最小にとどめるべく)、ささいなことだが、私は以下の点に留意している。

①予備のマスクを必ず携行する。
海外でマスクをしていると、ほぼ間違いなくぎょっとされる。大気汚染を避けるためか、ベトナムなどでバイクに乗っている人がマスクをしているのは見かけるが、道を歩く人がマスクをしていることは稀である。でも、乾燥している夜のフライトに乗る場合、少し風邪気味で少し喉が腫れている、というだけでも、フライトをおりる頃には間違いなく風邪が格段に悪化している。そんな時にマスクがあると、のどの乾燥を多少なりとも軽減でき、風邪の悪化を食い止める役割を果たしてくれる。
②海外旅行保険証書および連絡できる病院の連絡先を貴重品と一緒に携行する。
病院に行かなければならないほど体調が悪化している頃には、もうスーツケースをひっくり返して保険関連の書類を探す気力などない。出張に一人で来ていれば、書類を探すのは自分である。こんな時も、貴重品と一緒にしてあれば書類を探す手間を省くことができ、多少なりとも早く病院に行くことができて、少しは気が休まるというものである。
③簡易薬キットを必ず携行する。
下痢止め、(鎮痛剤を兼ねた)解熱剤、総合風邪薬、ビタミン剤のセットを必ず荷物に入れる。先日、私は1週間の短い出張だからとこれを持たずに出張に出かけ、出張先で熱を出したまま飛行機に乗らねばならず、大変な思いをした。短期の出張でも風邪を早めに食い止めれば、回復までに要する日数にも大きな違いが出る。また、短期の出張だからこそ、早めに回復しないと仕事に支障が出て、体調不良による遅れを取り戻すことが難しくなる。多少荷物が増えるとしても、薬キットの携行をおすすめする。

以上、海外出張の経験から学んだ教訓を挙げてみた。日本国内の出張であれば、薬はホテルの人に頼めば買ってきてくれるかもしれないし、コンビニでマスクも薬も買うことができる。また、病院もホテルの人に聞けばいい。ただ、海外出張の場合(特に途上国)、信頼できる病院をホテルの人が教えてくれるとも限らないし、コンビニがあるとも限らない(そして、コンビニがあってもマスクがあるとも限らないし、薬の説明が英語で書いてあるかどうかもわからない。)以上、体力に自信のある人にとっては不要かもしれないが、普通の体力を持つ人が出張に行く際の一助になれば幸いである。

内山 由紀子
インフラ・環境グループ
主任研究員


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