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2013/11

公園と公民連携

私の趣味はバードウォッチングです。

バードウォッチングというと、野山に分け入るイメージが強いかもしれませんが、東京都心の街の中でも、色々な鳥を見ることができます。歩道上をちょこちょこ歩くハクセキレイ、ちょんちょん歩くスズメ。植え込みでゴソゴソ餌を探すツグミやキジバト、電柱には、おなじみのハシブトガラス。街路樹を見上げれば、シジュウカラやメジロがさえずり、コゲラは木をつつき、ヒヨドリ、ムクドリ、オナガといった地味かわいい鳥が特徴ある声で鳴いています。水路にはカワウやコサギ、カモ類が見られますし、上空高くには、ミサゴやオオタカが飛んでいることもあります。冬場なら、10種類くらいは簡単に発見できます。 週末は、双眼鏡を下げて公園へ出かけます。東京には、井の頭恩賜公園、代々木公園、林試の森公園や東京港野鳥公園など数多くの野鳥観察スポットがあります。今年の春、東京港野鳥公園で、渡り途中のメダイチドリを初めて見ましたが、可愛らしい小さな鳥が、数千~1万キロ近い旅をすると知って、感動しました。

ところで、私の専門は、野鳥ではなく、公民連携(PFI/PPP)です。公園事業について公民連携の取り組みはなされているのでしょうか。ふと気になりました。

公園には、都市公園法に基づく「都市公園」とそれに準ずる都市公園以外の公園、自然公園法に基づく「自然公園」などの種類があります。

公園の運営・維持管理業務は、国や地方公共団体が直接おこなっていることもありますが、指定管理者制度やPFIなどを利用して、民間事業者が業務を実施していることもあります。

例えば、代々木公園や東京港野鳥公園は、東京都が設置し、指定管理者が管理しています。横須賀市の長井海の手公園は、PFIと指定管理者制度を併用している例として有名です。

平成23年6月にPFI法(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律)が改正され、公共施設等運営権制度が創設されました。都市公園事業などで運営権制度が活用できれば、資金調達が容易になるという点ではメリットがあるようにも思えますが、実際のところ、どうでしょうか。都市公園法上の制約や、運営権制度と指定管理者制度の適用関係にかかる法的な課題、事業性・収益性の面での課題もありそうです。公園のような身近な施設に運営権制度を活用する道はあるのか、ないのか。機会があれば、検討してみたいと思います。(写真は、上野公園で撮影したゴイサギです。)


参考ホームページ
東京都建設局 http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/index.html
東京都立東京港野鳥公園 http://www.wbsj.org/wbsj-blog/yachoukouen/
横須賀市 http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4130/shiteikanri/23.html


渋谷 智美
調査本部PPP推進部
総務本部法務部 研究員


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