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2018/10

郡上おどり

みなさんは郡上おどりをご存だろうか?
郡上というと正直私は桃鉄で得た程度の知識しか有していなかったが、岐阜県郡上市で開かれる郡上おどりとは、徳島の「阿波踊り」、秋田の「西馬音内の盆踊り」とともに「日本三大盆踊り」にも数えられる有名な伝統行事である。
郡上市は岐阜県中央部に位置しており、現在の郡上市は平成の大合併により旧郡上郡7町村が合併して誕生し、面積は岐阜県で2番目に広く、人口は約42,000人となっている。あのさくらももこさんが愛した町としても知られている。

さくらももこさんが郡上を愛しすぎて、
頼まれていもいないのに考案したキャラクター
さくらももこさんが郡上を愛しすぎて、頼まれていもいないのに考案したキャラクター

私はこの夏郡上を訪れた。名古屋駅から電車で1時間ほどした美濃太田という駅から長良川鉄道に乗換え、郡上八幡駅までは1時間半ほどかかる。せっかくの機会なので、私は観光列車「ながら」に乗車してみた。車両のデザインは豪華観光列車「ななつ星in九州」を手掛けたことでも知られる水戸岡鋭治氏によるものである。前日の台風の影響もあって車内は私達と鉄道番組を撮影する鉄道芸人とカメラマンだけというまさかの展開であったが、その分アテンダントさんからたっぷりとガイドしてもらえたので有難かった。

「ながら」の外観 ※筆者は鉄ちゃんではない

「ながら」の外観 ※筆者は鉄ちゃんではない

「ながら」の内装

「ながら」の内装

ランチプランのほかにスイーツプランもある

ランチプランのほかにスイーツプランもある

著名な郡上ダンサー

著名な郡上ダンサー

ここで郡上おどりの話に戻ろう。郡上おどりは約400年にわたって郡上八幡城下町で続いており、元々は城主が士農工商の融和を図るために奨励したとされる。開催時期は7月中旬から9月上旬にかけて33夜にわたって行われ、日本一のロングラン盆踊りである。特に8月13日-16日の4日間に関しては徹夜おどりとして夜通し行われ、この期間中は約20万人の観光客が訪れるとされる。なお、通常の開催時間は夜8時から11時頃までである。また特徴的なのが誰でも参加できる点にある。実は私も参加してきた。開催場所は日にちによって異なるのだが、当日は地元の神社で開催された。多くの参加者が集まっていたが、途中疲れたら自由に休憩しても構わない。踊りは全部で10種類あり、はじめての人でも周りのうまそうな人を見つけて見様見真似でやれば何とかついていくことができる。動きは割とシンプルであるが、続けていくうちに不思議と高揚感が高まってくる。徹夜おどりが出来るのもなんとなく理解できてくる。これぞ体験型観光の極みである。
郡上おどりは伝統行事であるが、実は1923年に郡上踊り保存会が発足しており、1929年には保存会が松坂屋において東京初公園も行っている。こうして郡上で大切に守り続けられるだけでなく、現在では名古屋、京都、東京などでも毎年郡上おどりが開催されるようになっている。みなさんもぜひ一度踊ってみたらいかがだろうか。

郡上のおいしい鮎
郡上のおいしい鮎


長澤周平
副主任研究員
ソリューション本部
ソリューション部


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